やなせななブログ

シンガーソングライター・やなせななのブログです。

  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 6
  • 7
  • 8
  • 9
  • 10
  • 11
  • 12
  • 13
  • 14
  • 15
  • 16
  • 17
  • 18
  • 19
  • 20
  • 21
  • 22
  • 23
  • 24
  • 25
  • 26
  • 27
  • 28
  • 29
  • 30

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

広島・「呉市豊公民館 人権講演会」

さらに続きます、人権週間。
ということで、8日は広島県呉市に行きました。
呉は以前もコンサートに伺ったことがあるので(※その時のブログはコチラ)、近い
そう思っていましたが
またしても、平成の大合併を忘れておりまして
大誤算(>_<)
呉は呉でも、ご依頼人は豊町の人です。
豊町って
どこにあるのかというと、
瀬戸内海に浮かぶ大崎下島という島なのです。
PAP_0010_convert_20121225045100.jpg
島!(*_*)
初上陸です!

奈良県からどうやって行くかというと、新大阪から新幹線を乗り継いで三原まで行き、そこからJRの在来線で30分かけて竹原という駅へ。
PAP_0011_convert_20121225045036.jpg
駅からは、船に乗り換えるため港へ行くのですが、歩くと少し遠く、車(タクシー)しか交通手段がありません。タクシーでは10分ほどで着きますが、
PAP_0009_convert_20121225045122.jpg
イマイチ自分がどこにいるのかわからず、港の地図で位置確認。
PAP_0012_convert_20121225045019.jpg

高速船で50分かかります。
PAP_0005_convert_20121225045307.jpg
我が家から考えると、目的地の豊町大長港まで至るには乗り換えが6回もあり、なんとも遠いです(+_+)
でも
眼下に広がる海!
PAP_0007_convert_20121225045218.jpg
何て美しいのでしょうか。移動の疲れなど吹き飛びます(*^_^*)

12月とはいえ、瀬戸内海は日中さほど寒くありません。
わたしは甲板に座り、ひとり、ずっと波を見ていました。
そして
♪瀬戸は~日暮れて~
と唄わずにいられなかったのです。
PAP_0008_convert_20121225045138.jpg
観光船ではないので、誰も潮風の強い甲板にはいません。
それを良いことに大声熱唱。

船は各島の港を回ります。
こんな船があったんだなあ。
乗り降りする人を見ながら、島で暮らすってどういう感じなのかなと考えたりしていました。

そうこうしていると、着きました大長港。
PAP_0006_convert_20121225045244.jpg
ここは早生蜜柑の産地だそうです。

公民館の方に迎えていただき、会場へ。
今回は豊公民館 堀ばたホールというところです。
外観↓
PAP_0004_convert_20121225045328.jpg

PAP_0003_convert_20121225045427.jpg

垂れ幕↓
PAP_0002_convert_20121225045410.jpg
今回の題目は「心から心へと伝えられるあいのうた」です。

客席↓
PAP_0001_convert_20121225045354.jpg
とても美しいホールです(*^_^*)
お客さんも満席で、即興の「瀬戸の花嫁」も含め、10曲をトークと共にお届けしました。
写真はありませんm(__)m

その後は一泊して、帰路に。
帰り見送ってくださった担当者のOさんから、いろいろお話を聞かせていただきました。
毎回知らされることですが、どういった想いでやなせをお招きくださったのか、その背景にある人生の苦悩に触れて、胸が痛みつつも同時に感銘を受けることが多いのでした。
いろんなことがあるけれど、背負って懸命に生きておられる方々の多いことを知らされます。

寅さんの映画に出て来るような大長港の待合室でお話をした後、あたたかい気持ちになったわたしは、再び船に乗り、帰路に着きました。
今度は甲板に出ず、室内でぼんやり。


さてさて
このあと
まさに「男はつらいよ」の映画のような出来事があったのです。


船は無事、竹原港へ着きました。
案内通りJRの駅までタクシーに乗ろうとしたら、
ちょっと待って
港にはそもそもタクシーなど止まっていないことに気づきます。
どうしよう!(T_T)

オロオロしていたら、同じ船に乗っていたひとりのおばちゃんが、
「わたしの車で送ってあげようか?」
と声をかけてくださるではありませんか!(^O^)

わたしはやさいいおばちゃんの車で、
竹原駅ではなく、新幹線の三原駅まで送っていただけることになりました。

道中、いろんな話をしました。
おばちゃんがどんな人生を送って来たのか。
今、どんな暮らしを送っているのか。
なぜこうして、見ず知らずの人を車に乗せるのか。

「せちがらい世の中でしょ。
 誰も他人を信用しないじゃない。悲しいよねえ。
 だからせめて、自分は誰かにやさしくしたいなあって。思ってるのよ。」

おばちゃんは、煙草をふかしながら、ガラガラした声で話します。
わたしと歳の変わらないお嬢さんがふたりいて
長年お店を営み、ずっと女手ひとつで娘さんを育てたと教えてくれました。
今はもう独立しているので、おばちゃんは悠々自適の暮らし。
でも、ひょんなことから週に数回、豊町のお菓子(みかんの)工場で働くことになったのだとか。
人当たりが良くて、どこかなつかしい印象を受ける話し方でした。

そうしてお話をしながら40分くらい走った頃でしょうか。
おばちゃんは、家に忘れ物をしたから…とか何とか言って、ご自分のおうちに立ち寄られました。
数分間、わたしは車の中で待っていましたが、間もなくおばちゃんは戻り、そこから15分ほどで竹原駅へ。

駅に着き、車から降りようとしたわたしに
「気をつけてね」
そう声をかけてくれたおばちゃんはお土産を渡してくださったのです。
それは、新聞紙にくるまれたお魚でした。
そうなのです。
おうちに寄った理由は、
わたしに魚を持たせるためだったのです。
「まっすぐおうちに帰れるんでしょう?じゃあこれ、ご家族の皆さんと食べて」
おばちゃんの笑顔を見て
胸にじーんと熱いものが込み上げました。
こんなやさしい人がいたなんて。

感謝してもし切れない想いを胸に、
何度も何度もお礼を言って、わたしは新幹線に乗りました。


船から見た風景も
島も
蜜柑の色も
公民館の職員さんの人生も
おばちゃんのやさしさも
みんな
みんな
映画の中のもののようです。


20代のころ
寅さんにあこがれています、と言ったことがあったけど
ほんとうに寅さんになったような
なれたような
そんな
不思議な一日でした。

忘れられない想い出が、またひとつ増えました。






こんなところにも参加してみました(*^▽^*)
ポチっとクリックしていただけると、うれしいです。
↓↓↓
にほんブログ村 音楽ブログ シンガーソングライターへ
にほんブログ村

にほんブログ村 哲学・思想ブログ 仏教へ
にほんブログ村

にほんブログ村 その他日記ブログ 30代 日々のできごとへ
にほんブログ村
関連記事

| 未分類 | 2011-12-09 | comments(-) | TOP↑

PREV | PAGE-SELECT | NEXT