やなせななブログ

シンガーソングライター・やなせななのブログです。

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2016年11月 | ARCHIVE-SELECT | 2017年01月

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今年もありがとうございました。

早いもので、2016年も終わりに近づいてきました。
お休みの方も、そうでない方も
皆さま、どうぞ良き年末をお過ごしください。


今年を振り返りますと、やなせななにとってはアルバム制作に始まり
アルバムリリースに終わった
そんな一年でした。

多忙だった数年間がひと段し
2015年に制作したものを、ようやく形にした今年は、あっと言う間でした。
こんなにも一年が短く感じられたのは、人生の中でも今年が初めてです。

制作も、販売も、一生懸命取り組みましたが
いろいろなことがありました。

信頼していたスタッフとの認識の違いと別れ
思うように進まないライブ活動、伸びない売り上げ
全てを自分で行っているミュージシャンとして、突き付けられた現実と課題の多さ
そんなつらいこと、苦しいこと

一方で
これまでの作品リリースの時とは明らかに違う手ごたえ
12年の重みと覚悟
届いているという実感と喜び

落ち込む気持ちと、前向きになる気持ちの間を、行ったり来たりの不安定な感情の中
それでもがんばれたのは
デビュー当時からずっと支えてくれているスタッフ
新たに一緒に音楽を作り出したミュージシャンたち
いつもわたしの音楽が好きだと言い続け、明るく支えてくれた家族
CD制作に携わってくれた皆さん
プロモーションに走り回ってくれた番組スタッフ
ていねいに取材をしてくださった記者さんたち
MV制作に協力してくれた企業の方々や役者さんたち
そして
何度でもライブに足を運んでくださるお客さま
ライブに行けなくても、遠くから応援してくださっている方々
わたしを信じてお仕事を依頼してくださった方々

そんな、皆さんのおかげでした。


わたしは思います。
何かしたいとき、絶対に自分一人で立ち向かってゆく覚悟が必要だと。
誰かが何かをしてくれるのを待つのではなく
誰かの何かを頼るのではなく
まずは、自分から動く。
たとえ、思い通りに行かず、自分一人になっても、動く。
その気概がなければダメだと。
その孤独な努力をし尽くした上で、やっと誰かの力を借りることができるのではないでしょうか。
そんなことを痛感した年でした。

これからも、まずは誰よりも自分が、「やなせなな」のためにがんばる姿勢を貫きたいと思います。
そして、たくさんの人の力をお借りして
決して何かに流されず
自分の信じることを続けたい。

同年代の人の死に触れた今年
あとどれだけ唄えるだろうか、と考えるときもありました。
だから
やりたいことはやる
全部やる
でも
子どもじゃないので夢ばかりを追わず
感謝を忘れず堅実に。

来年も、可能な限り、いろんなことに果敢にチャレンジしていきますので
応援よろしくお願いいたします。



2017年は、まずはアルバム『夜が明けるよ』リリースライブの集大成
スペシャルなコンサート開催が決定しております!!!
絶対良いものをお届けしますので、ぜひお越しください!!!

★スペシャルコンサート特設ページはコチラ

夜が明けるよ~スペシャルコンサート
日時:2017年2月5日(日)
時間:開場/13:30 開演/14:30 終演予定/17:00
会場:クレオ大阪中央 大ホール(地下鉄谷町線夕陽ヶ丘駅1、2出口から徒歩3分)
〒543-0002 大阪市天王寺区上汐5丁目6-25 ☎06-6770-7200
料金:(全席指定)前売/3800円  当日/4000円
◆チケット購入方法
1・お電話での受付(9:00~18:00)
やなせななコンサート チケット受付/06-6734-4488
2・やなせなな ライブ・コンサートチケット販売ページより
こちら(←クリック)からどうぞ
※チケットのご予約受付は、12月30日~1月3日までお休みです。



それでは、良いお年をお迎えください。




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| ごあいさつ | 2016-12-30 | comments(-) | TOP↑

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ライナーノーツ・番外編 印南敦史さん『遠い約束』

このところブログでは、8月24日にリリースした5枚目のアルバム『夜が明けるよ』のセルフライナーノーツを書いて来ましたが
実はプロのライターさんにもライナーノーツを書いていただきました(★コチラ)。

執筆者は、印南敦史さん。
JxhSpkpy.jpg
****Profile**************************************************************
作家、ライター、編集者。
最新刊「遅読家のための読書術」(ダイヤモンド社)が発売1ヶ月で4刷3万部超。
書評家として「ライフハッカー[日本版]」「ニューズウィーク日本版」「Suzie」などに寄稿。
************************************************************************
対談形式のインタビューも掲載しておりますので、よろしければ是非読んでくださいね(*^^)v


そんな印南さんとの出会いは、9年前の2007年10月。
当時、ON Gen~USEN MUSIC SERVERというサイトでCD評“インナリコメン”を連載されていた印南さんが、わたしのアルバムを取り上げてくださったことがきっかけでした。

2006年に所属事務所を離れてひとりになったわたしは、初めてセルフプロデュースでアルバム『遠い約束』をリリースしました。
ちょうど子宮体がんの闘病中という苦しい時期ではありましたが、制作環境には恵まれており、今聞き直しても悔いのない作品を作ることができたと言えます。
しかし一方で、それを販売するための活動は全くうまくいかず、せっかく作ったアルバムはほとんど誰の耳にも届かない状況でした。

ひとりでも多くの人に聴いてもらいたいと願ってアクションを起こしましたが
当時は行く先々で結構ひどいことを言われたものです。
「そろそろ才能がない、ということに気付いた方がいいよ」
と言われて大笑いされたことや
「(CDは)善し悪しで言えば、まあ悪くはないけど、誰がこんなもの聞きたいと思う?」
と言って追い払われたことなどが、今でも忘れられない悔しい想い出です。

暗い、地味、わかりづらい、遅い(テンポが?)、眠くなる(退屈?)…etc
そんな言葉をぶつけられる日が続くと、自信はどんどんなくなり
シンガーソングライターなんて続けられないかも、と、次第に思いつめるようになりました。

そんな時です。
わたしもよく楽曲をダウンロードしていたOnGenという人気サイトの中で、わたしのアルバムを取り上げてくれている人を見つけました。誰かに頼んだわけではなく、否、頼む人すらもいなかった状況で、なぜOnGenに?!と、最初は信じられませんでした。
しかし文章を読み進めると、一度も会ったことがないライターさんなのに、表面だけを取り上げたのではなく、わたしの作品に深く心を傾けてくださっていることがわかる内容が書かれていたのです。

― 聞いてくれている人はちゃんと聞いてくれているんだ

確かな形で知ることができ、胸が熱くなりました。
つらい想いを味わった分だけ喜びも大きく、この先どんなに笑われても、歌をやめないでがんばろう、と決意できたのも、あのリコメンドとの出会いがあったからだと思います。
その意味では、印南さんはわたしの恩人とも言える存在です。

今はもうこのサイトがなくなり、あの時のCD評も読めなくなりましたが、
ちゃんとプリントアウトして残しておいたので、今ここでご紹介したいと思います。


『OnGen~USEN MUSIC SERVER』
「インナリコメン~印南敦史の選ぶオススメの1枚」より
2007/10/10

地味だけど心の深いところに入り込んでくる、
本当の意味での「いい音楽」

感じる前に、「これは、いいのか?(あるいは、いいと思わなくちゃ)」みたいなことを考えさせる音楽が、いつの間にか増えた気がする。
“悪い音楽”が蔓延しているということではないですよ。その証拠に、たいていの音楽は繰り返して聴けば好きになれたりするものだ。けど、それ以上食い込んでくるものが少なくなったというか。なんでもかんでも時代のせいにする気はないけど、行きすぎた時代の必然としてそういう傾向はある気がするわけです。
でも本当にいい音楽って、派手さのようなものとは無縁だったとしても、むしろ地味だったとしてもしっかり心に貼りついてくれるんですよね。やなせななさんの新作『遠い約束』を聴いた7月以来、ずっとそのことを考えている。おおたか静流さんとか村上ゆきさんのように、時流に流されることなく自分のスタンスで淡々と歩む人の音楽に惹かれる傾向が僕にはあるので、その影響だといえなくもないかもしれない。
だけどそれでも自信を持っていえるのは、心のひだにすっと入り込むような、それで気持ちを楽にさせてくれるような効果がこの人の音楽にはあるということだ。
この3ヶ月ほど、きついことがあったりしたときに何度も、このアルバムに助けられた。という表現は大げさかもしれないけど、少なくとも気持ちを落ち着かせることはできた。だから僕にとって、これは大切な作品。
あまり知られていない人かもしれない。事実、静寂を基盤とした音楽性と同じように、本人の立ちまわり方も決して派手なものではない。というより、はっきり地味。なにせ、ふだんは実家である浄土真宗のお寺で尼僧として働いているというのだから。学生のころ能に感化されて学び、舞台に立ったこともあるらしい。そして同じようなスタンスで、シンガー・ソングライターとしても活動している。おそらくこの人のなかでは、浄土真宗も能もシンガー・ソングライターとしてのスタンスも、同一線上にあるんじゃないかと思う。
とはいっても当然ながら、宗教的だったり不必要に日本の伝統を打ち出しているわけではないですぜ。そんなものだったら絶対におすすめしません。そうではなく、ひとりの生活者の視点から“ふつうの日常”を表現しているだけなのだ。だから響く。「シチュー」とか「さよなら夏休み」とか、タイトルからもそういったニュアンスはなんとなくわかるんじゃないかな。
たとえば彼女のあり方を端的に言い表しているのが、アルバムの最後の方にひっそりと収録されている「青空ピアノ」という曲。ここでは大切な人を失った男性の立場に立っているのだけれど、情景描写が淡々と進んで押しつけがましくないので、よけい心に残るのだ。
ピアノを軸として、必要に応じてギターやパーカッションが加わるミニマルな構成も、この人の表現にぴったり。寒くなっていくこれからの季節にも似合う、長く聴ける作品じゃないかな。疲れた夜とか、なにもしないでぼーっとしていたい休日とか、そういうシチュエーションにも最適なのではないでしょうか。
淡々としているからこそ、強烈なインパクトを投げかけてくる。その証拠に、聴き流していたとしても、いくつかの言葉が強烈に飛び込んでくる瞬間がある。つまり、確実に“なにか”を感じさせてくれる、地味ながらもすばらしい音楽。自信を持っておすすめできます。

印南敦史(Atsushi Innnami)
1962年東京出身。雑誌、ラジオなどで活躍中のエッセイスト/フリーライター/編集者/DJ。
音楽を中心としつつ、食からバカネタまでに広く精通。すべてのカテゴリーにおいてマニアックに暴走することなく、独自の語り口でわかりやすく伝えることを信条としている。最新刊は『音楽系で行こう!』(ロコモーション・パブリッシング)。その他、『あの日、ディスコが教えてくれた多くのこと』『ブラックミュージックこの一枚』(知恵の森文庫)など著作多数。
『TLTLe』(文芸春秋)『ラピタ』(小学館)『BRIO』(光文社)『モノ・マガジン』(ワールド・フォト・プレス)『月刊PLAYBOY』(集英社)など、多くの雑誌に執筆。TBSラジオ『ストリーム』出演中。

※2007年10月当時のプロフィール、原文ママ

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そんな『遠い約束』からの楽曲も、文中に取り上げていただいた「シチュー」を始め多数演奏する予定の
スペシャルなコンサート開催が決定しております!!!
ぜひお越しください!!!

★スペシャルコンサート特設ページはコチラ

夜が明けるよ~スペシャルコンサート
日時:2017年2月5日(日)
時間:開場/13:30 開演/14:30 終演予定/17:00
会場:クレオ大阪中央 大ホール(地下鉄谷町線夕陽ヶ丘駅1、2出口から徒歩3分)
〒543-0002 大阪市天王寺区上汐5丁目6-25 ☎06-6770-7200
料金:(全席指定)前売/3800円  当日/4000円
◆チケット購入方法
1・お電話での受付(9:00~18:00)
やなせななコンサート チケット受付/06-6734-4488
2・やなせなな ライブ・コンサートチケット販売ページより
こちら(←クリック)からどうぞ
※チケットのご予約受付は、12月30日~1月3日までお休みです。


当時のライブ映像↓





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| ライナーノーツ | 2016-12-23 | comments(-) | TOP↑

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セルフライナーノーツ・その13 epilogue~よるがあけるよ

8月にリリースした5枚目のアルバム『夜が明けるよ』のセルフライナーノーツも、いよいよ最終回となりました。


Tr.12 epilogue~よるがあけるよ

これはいわば「おまけ」の曲です。
全ての曲を聞いていただいた後、作り手であるわたしと、サウンドプロデューサーのミムラシンゴさんが、二人だけで出て来て、ペコっと頭を下げたような(笑)、そんなイメージであり、余韻です。

これは、題名通り、1曲目の「夜が明けるよ」をアレンジしたものなので、CDで聞いていただいている場合、また始めに戻ると、曲がつながっているように聞こえます。くるりと一周するというわけです。

この手法は好きで、前作の『願い』でもやりました。
その時は、連なるいのちを表現し、時間の軸を過去から現在へとつなげる意味を持たせていたのですが
今回はそこまで深い意図ではなく、ただ、夜が来て、また朝が来る、という一日の動きを表しています。
単曲で聞くのではなく、CD盤だからこそできることですね。

レコーディングは、せーの、で行いました。
撮り直しもしていません。
こんなものをおまけにつけたいのだ、と話すと、ミムラさんはすぐにわたしの意図を理解してくださり、あのピアノを考えてくれました。朝露のようなピアノのイントロが、とても気に入っています。


二度と巡り来ることがない、たいせつな一瞬、一瞬
かけがえのない一日、一日
噛みしめて生きてゆけたらいいですね。


 あなたに わたしに 訪れる ただ一度の朝



以上。
セルフライナーノーツでした!!!
ここまで駄文にお付き合いくださいまして、ありがとうございました m(_ _)m
ブログのカテゴリーも「ライナーノーツ」でまとめましたので、よろしければご覧ください。


今年も残すところあと十日あまり
2016年の『夜が明けるよ』レコ発ツアーは
大阪(2回)、宮城(2回)、香川、北海道、東京、栃木と
全国8か所で開催することができました。
各地ご来場下さった皆さま
そしてミュージシャン、スタッフ
ほんとうにありがとうございました(^人^)

来年2月には、その集大成とも言える、大ホール公演が決定しております。
レコーディングメンバーを中心とした13人の音楽家と共に送るコンサート。
ぜひお越しください!!!

★スペシャルコンサート特設ページはコチラ

夜が明けるよ~スペシャルコンサート
日時:2017年2月5日(日)
時間:開場/13:30 開演/14:30 終演予定/17:00
会場:クレオ大阪中央 大ホール(地下鉄谷町線夕陽ヶ丘駅1、2出口から徒歩3分)
〒543-0002 大阪市天王寺区上汐5丁目6-25 ☎06-6770-7200
料金:(全席指定)前売/3800円  当日/4000円
◆チケット購入方法
1・お電話での受付(9:00~18:00)
やなせななコンサート チケット受付/06-6734-4488
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スペシャルコンサート







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| ライナーノーツ | 2016-12-20 | comments(-) | TOP↑

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セルフライナーノーツ・その12 星のパパへ


8月にリリースした5枚目のアルバム『夜が明けるよ』のセルフライナーノーツも、残すところあと2回
やっとここまで来ました。
12回目は、ある親子の姿を描いたこの歌です。


Tr.11 星のパパへ

この歌は、以前発売したアルバム『願い』に収録した、「さくら」「ありがとう。」という2つの曲の続編とも言える作品です。
「さくら」は“あなた”を亡くした“わたし”の心情を
「ありがとう。」は“君”を残して死んでゆく“僕”の心情を
相聞歌のように、対になっている曲として作りました。
わたし自身の実体験ではなく、友人夫婦をモデルにしています。

「星のパパへ」は、そんな“あなた”を亡くした“わたし”の10年後を描いています。
タイトルでも表現しているように、「パパ」という言葉で、ふたりだった関係性を「家族」へと変化させています。

きっかけは友人のSNSでした。
10歳になった息子が、亡くなったご主人の幼い頃に似ているということを、二つ並んだ写真で投稿していて
1つは息子さんの現在の写真
もう1つはご主人の子どもの頃の古い写真
それが同じポーズを取っていたのでした。

なぜかそれを見た時、涙が出ました。
なぜ泣いてしまったのかは、うまく言葉にできません。
ただ、亡くなったご主人のいのちが今も母子の間で生きていることを感じ
それと同時に、母子はお父さんを亡くしてからの日々を、ふたりぼっち、肩を寄せ合って必死で生きてきたんだなと感じ
―ふたりきりで生きているけれど三人で生きている
その相反する現実を、あたたかい歌で描きたくなったのでした。

イメージは紺色の星空
そこに、影絵のように浮かぶ親子の姿です。

アレンジは武藤良明さん。
ほんとうに星空を飛んでいるような素敵な編曲で、デモを聞いた時もまたちょっと泣きました。
これまた「春待つペンギン」に続き、スタジオのローズが大活躍。
シンプルですが、参加したプレーヤーのそれぞれの演奏が光る作品になりました。



そんな「星のパパへ」が収録されたアルバム『夜が明けるよ』
2016年のレコ発ツアーは
大阪(2回)、宮城(2回)、香川、北海道、東京、栃木と
全国8か所で開催し、無事終了しました。
各地ご来場下さった皆さま
ほんとうにありがとうございました(^人^)

来年2月には、その集大成とも言える、大ホール公演が決定しております。
レコーディングメンバーを中心とした13人の音楽家と共に送るコンサート。
ぜひお越しください。


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夜が明けるよ~スペシャルコンサート
日時:2017年2月5日(日)
時間:開場/13:30 開演/14:30 終演予定/17:00
会場:クレオ大阪中央 大ホール(地下鉄谷町線夕陽ヶ丘駅1、2出口から徒歩3分)
〒543-0002 大阪市天王寺区上汐5丁目6-25 ☎06-6770-7200
料金:(全席指定)前売/3800円  当日/4000円
◆チケット購入方法
1・お電話での受付(9:00~18:00)
やなせななコンサート チケット受付/06-6734-4488
2・やなせなな ライブ・コンサートチケット販売ページより
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| ライナーノーツ | 2016-12-19 | comments(-) | TOP↑

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セルフライナーノーツ・その11 春待つペンギン

セルフライナーノーツ11回目です。
今日は、アルバム『夜が明けるよ』収録の11曲中、唯一の恋の歌です。


Tr.10 春待つペンギン

日本語ポップスの歌詞の題材を考えてみると
おそらくその半分以上のテーマが「恋」ではないかと思います。
いや、日本語のポップスだけでなく
西洋の歌も、また、どこかの国の民謡も、にっぽんの演歌も
その多くは「恋焦がれる想い」を描いているのではないでしょうか。
その目的は求婚であったり、道ならぬ恋のやむにやまれぬ想いの出口だったり
あるいは、不平等などの社会への不満を恋という比喩を使って表現していたり
いろいろではないかと思いますが

それにしても本当に、恋愛を題材にした作品の多いことったら。

ところが
わたしは作曲を始めた15年ほど前からずっと
恋の歌を書くことは苦手でした。
なぜなのかは、わかりません。
あまりイメージが湧かないというか
想像力が膨らまないというか
それでも
ニンテンドーDS『東京魔人学園剣風帖』のエンディングテーマになった「七夕」や
そのカップリング曲「蝶々」はじめ、いくつか恋を題材にしたオリジナル曲はあります。
ただ、暮らしを描く歌のようなリアリティを追求するというよりは
古典芸能のようなイメージの作品がほとんど。
等身大の恋の歌を作る、というのは、なかなかむずかしいものです。


今回のアルバムでも、恋の歌はまったくなく
唯一書いたのはこの「春待つペンギン」でした。
文字通り、ペンギンの恋を描いた歌です。


NHKの動物番組『ダーウィンが来た』で、ある日フィヨルドランドペンギンというペンギンの子育ての様子が放映されました。
このペンギン、森の中でつがいになり、子育てをします。
つがいの一方が卵をあたため、守っている間、もう一方が海まで歩き、餌を取って、森へ持って帰る。
それを繰り返しながら互いに支え合い、卵を孵し、ヒナを育てるのです。

しかし、ある程度ヒナが大きくなると、親たちはある日突然ヒナを置いて去ってしまいます。
置き去りにされたヒナは、最初はただ鳴くばかり。
でも、どんなに待っても親鳥が戻らないと悟ると、本能に従って、餌を得るために海を目指すのです。
誰に教わったわけでもないのに、森の中、道なき道を歩くペンギン。
よちよちとした足取りで、それでも必死で、海へ海へ。

さまざまな困難に打ち勝ち、ようやく目の前に開ける海と出会います。
初めてなのに、なぜかなつかしい
いのちの奥底が憶えていた、海。
おそるおそる飛び込むと、ペンギンは自由に泳ぐことができたのでした。

そして
いつかそのヒナも、ここでパートナーと巡り会うのです。
また森へ帰り、子どもを育て
いのちをつないでゆくのでした…


なんと感動的な話でしょうか。


ペンギン
そのものがとてもかわいらしくて大好きだったこともあり
この番組を元に
ペンギンをモチーフにした恋の歌を作ってみよう、と思い立ちました。

ペンギンの恋の歌ですが
比喩とも言えるのです。
傷ついてひとりぼっちだったけれど
あなたと出会って、わたしは誰にもなれない、わたしのままで良いのだ、と思った
という心情をつづっています。


曲は、70~80年代のアイドルのポップスを意識したメロディラインです。
80年代、アイドルの唄ったポップスは、ほんとうに素晴らしい恋の歌がたくさんありました。そんな歌たちに敬意を表して。

アレンジは武藤良明さんです。
レコーディングには、スタジオにあるローズを使用していますが
これがとても良い味を出してくれて、なんとも70年代らしい、空気感のある音になりました。


アルバム全体の中では、小品という位置づけになる、短い曲です。
しかし、作り手としてでなく、聞き手としては、これが最も好きな曲かもしれません。
メッセージも重くなく
サウンドもあっさりして
それでもなぜかせつなくもあり
わたしにはめずらしくハッピーエンドな曲

作り手としては

 ひとりゆく

という歌詞のところで、崖に立って風を受けるペンギンの姿が頭に浮かぶのですが
パーカッションとベースが、わたしのイメージにぴったりの音になっていて
いつもひとりニンマリしています。


ちなみに
以前、マンガ雑誌ヤングジャンプで連載されていた、森下裕美さんの『荒野のペンギン』という作品があったのをご存じでしょうか。
子どもの頃、兄が買って来たヤングジャンプでこの作品を読み、なぜかとてもせつなく、あたたかい気持ちになったことを覚えています。
タイトルを付ける時に思い出したのですが、細かい話を思い出せません。
もう一度読みたいなあ。



さて
そんな「春待つペンギン」が収録されたアルバム『夜が明けるよ』
2016年のレコ発ツアーは
大阪(2回)、宮城(2回)、香川、北海道、東京、栃木と
全国8か所で開催し、無事終了しました。
各地ご来場下さった皆さま
ほんとうにありがとうございました(^人^)

来年2月には、その集大成とも言える、大ホール公演が決定しております!!!
900人収容のホールで自主公演を開くのは初めてのことですし
13人の音楽家と共にソロコンサートをするのも初めての挑戦です。
ぜひぜひぜひぜひお越しくださいませ!!!

★スペシャルコンサート特設ページはコチラ

夜が明けるよ~スペシャルコンサート
日時:2017年2月5日(日)
時間:開場/13:30 開演/14:30 終演予定/17:00
会場:クレオ大阪中央 大ホール(地下鉄谷町線夕陽ヶ丘駅1、2出口から徒歩3分)
〒543-0002 大阪市天王寺区上汐5丁目6-25 ☎06-6770-7200
料金:(全席指定)前売/3800円  当日/4000円
◆チケット購入方法
1・お電話での受付(9:00~18:00)
やなせななコンサート チケット受付/06-6734-4488
2・やなせなな ライブ・コンサートチケット販売ページより
こちら(←クリック)からどうぞ
※チケットのご予約受付は、12月30日~1月3日までお休みです。


チケットは大好評発売中!
全席指定で、1階席は残りわずかとなりました。
もしかしたら、売り切れる…なんてこともあるかもしれません(?!)ので、ご予約はどうぞお早めに…(*^^)v






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| ライナーノーツ | 2016-12-18 | comments(-) | TOP↑

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セルフライナーノーツ・その10 君想う夕べ

ずいぶん間があいてしまいました。
ついこないだ新しいアルバムをリリースしたと思っていたら
もう師走?!
2016年も間もなく終わりです。
早いなあ。早い。


というわけで
年内には全部書きたいと思っています
セルフライナーノーツ10回目

Tr.9 君想う夕べ


この歌は、2010年頃に作り始めました。
きっかけは、前作『願い』のレコーディングに参加してもらったメンバーとスタジオに入っていた時のこと
ギタリストの岡部あきらさんが
「やなせさん一人で、歌詞を中心に曲を作るのではなく、
 同じメロディやフレーズの繰り返しのような中から、
 これまでにないタイプの曲を作ってみたら?」

何気なく提案されたことがきっかけです。
その場で、何となくセッションのような感じになり
心地よかったコード進行を繰り返したのが、この曲の原型でした。

ここにメロディをつけて、歌詞をつけようか
と、考えていたのですが
せっかくなら…とイメージを膨らませ
2011年のライブシリーズを『君想う夕べ』というタイトルにして、お客さんから「君」を想うエピソードを募集することにしました。
採用されたエピソードを、ライブのステージで朗読したり
また、そこから、この曲の歌詞を作って行こうか、とか
いろいろ考えまして
とりあえず、曲名は「君想う夕べ」に決定。


当時は、2009年・2010年、と、年間4回ずつの自主企画ソロライブシリーズを行いました。
毎回大阪のアナザードリームというライブハウスで、決まったバンドメンバーでのライブ。
なぜこういったことをしたかといえば、
とにかくライブがしたかったこと
また、ひとりでも多くのお客さんに、聞いてもらいたかったからです。

2010年には、スタンプカードを作って
4回全てのライブに来てくださった方にはプレゼントを差し上げます、なんてことをしてみました。
目的はもちろん客寄せでしたが、これが大当たりで
結局30~40人?くらいの人が4回全部お越しくださったのです。
うれしい大誤算。
4回達成プレゼントの
お菓子やら、ユニクロのヒートテックやらを
山のように購入することになり
結果
このライブシリーズは大赤字(笑)

でも当時は
そうまでしないと
自分の歌を聞くためだけに、お客さんが年間4回もライブに来て下さる自信が持てなかったし
そうまでしてでも
どうしても
聞いてもらいたかった。


そんなライブシリーズ第三弾が
『君想う夕べ』
だったわけです。

今度は、スタンプカードとか、ヒートテックのプレゼントとかはナシで(笑)
お客さんの想いを募集し、それをステージに!
というコンセプトで
ホームページ内に特設ページを作るくらい、気合いを入れて立ち上げました。

第1回目は2月。
素敵な女性の恋する想いを紹介し
ライブは無事終了。
その調子で続けるつもりでいたのですが―


3月11日
東日本大震災が起きました。

わたしは被災していませんが
震災は、わたしの人生を変えました。


デビュー当時からライブをさせてもらった福島県や宮城県が大きな被害を受けたことにより
いろいろな縁が重なって、震災支援活動に携わることになりました。
生まれて初めての、支援活動です。
その頃「歌う尼さん」と自ら名付けたお寺コンサートが、世間から注目され始めたことも重なって、生活は多忙を極めました。
企画ライブどころではない、という心情に。

君想う夕べの「君」は被災地への想いに変わり
他の支援歌や鎮魂歌を唄うことが優先になったため
この歌は一旦置いておくことにしました。


でも2012年に何度か唄っています。
その時には、ほぼ今の歌詞に近い形になっていたと記憶しています。

そこで、震災支援歌などをまとめたCD『春の雪』をリリースする際に
最初にセッションをしたオリジナルメンバーに
ハーモニカのゲストを迎えてレコーディングしようか、と試みたこともありましたが
多忙過ぎて時間が取れず、断念。


こうしてまた、この曲を置き去りにせざるを得ず
長らく眠っていた歌でした。


今回ようやく
まったく新しいメンバーでレコーディングをすることになり
当初の想いや経緯とはまるで違う作品として
世の中へ出て行くことになったのでした。長い長い道のり。

アレンジは、ミムラシンゴさん。
生まれ変わるといいなと思って原曲を渡しましたが、最初返って来たものは、あまりにも元とイメージが違い過ぎて、アルバムで唯一、大きなやり直しをお願いした作品です。
結果、元のイメージを残した編曲に落ち着きました。
空間が多く、間合いをはかるのが難しい曲ですが、それが墨絵のように静かで美しい仕上がりになっています。

曲そのものは、セッションから生まれたこともあって、非常に単純で
歌詞も、心情だけを淡々と語るような
わたしの作品にはあまりないタイプのものです。

紆余曲折あって
震災の影響だけでなく、わたしの個人的な感情もずいぶん込めた曲になりましたが
ライブで演奏すると、ライブでしか出せないグルーブも生まれました。
今となっては、とても素敵なナンバーに成長したような気がしています。



さて
そんな「君想う夕べ」も収録されたアルバム『夜が明けるよ』
2016年のレコ発ツアーは
大阪(2回)、宮城(2回)、香川、北海道、東京、栃木と
全国8か所で開催し、無事終了しました。
各地ご来場下さった皆さま
ほんとうにありがとうございました(^人^)

来年2月には、その集大成とも言える、大ホール公演が決定しております!!!
900人収容のホールで自主公演を開くのは初めてのことですし
13人の音楽家と共にソロコンサートをするのも初めての挑戦です。
ぜひぜひぜひぜひお越しくださいませ!!!

★スペシャルコンサート特設ページはコチラ

夜が明けるよ~スペシャルコンサート
日時:2017年2月5日(日)
時間:開場/13:30 開演/14:30 終演予定/17:00
会場:クレオ大阪中央 大ホール(地下鉄谷町線夕陽ヶ丘駅1、2出口から徒歩3分)
〒543-0002 大阪市天王寺区上汐5丁目6-25 ☎06-6770-7200
料金:(全席指定)前売/3800円  当日/4000円
◆チケット購入方法
1・お電話での受付(9:00~18:00)
やなせななコンサート チケット受付/06-6734-4488
2・やなせなな ライブ・コンサートチケット販売ページより
こちら(←クリック)からどうぞ

チケットは大好評発売中!
8月から販売をスタートしましたが、11月に入ってからは注文がどんどん増えており
全席指定ですので、前方席は完売しました。
もしかしたら、売り切れる…なんてこともあるかもしれませんので、ご予約はどうぞお早めに…(*^^)v

また、コンサート会場でも販売いたしますが…
8月24日に3年ぶり5枚目のアルバム『夜が明けるよ』(DDCZ-2103)をリリースし
11月4日にはCD発売記念として、イラストレーターのみよこみよこさんとタッグを組み、やなせなな初のCD付き絵本『よるがあけるよ CDブック』(さくら舎)を発売いたしました。
是非お手に取ってご覧くださいね!




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| ライナーノーツ | 2016-12-04 | comments(-) | TOP↑

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